一般社団法人 奈良市薬剤師会

ご挨拶

橘は(たちばな)は 実さへ花さへ その葉さへ
枝(え)に霜ふれど いや常葉の木(詠:聖武天皇)と詠われています。
聖武天皇が葛城王に対し、橘宿禰(たちばなのすくね)姓を賜った際に詠まれた和歌である、とされています。橘宿禰が聖武天皇を補佐することにより、天平が定まり、東大寺、唐招提寺等の天平文化が花開いたとされています。
諸説ある一説であるでしょうが、人々の安寧をもたらしたのは確かであろうと感じます。
医薬分業の姿も休むことなく進化し続けている今日このごろです。
医薬分業・医療連携からさらに発展し地域連携において薬剤師も重要な役割を担う時代に入ってきました。薬剤師の知識の向上は勿論のこと、コミュニケーションスキルが求められる時代です。一人の患者さんを取り巻く医師は勿論のこと、保健師・看護師・社会福祉士・ケアマネージャー等々と情報を共有し薬剤師としての視点から患者さんの健康をサポートしていくことになります。
「枝(え)に霜ふれど いや常葉の木」とせねばなりません。
薬剤師法第1条:薬剤師は、調剤、医薬品の供給その他薬事衛生をつかさどることによって、公衆衛生の向上及び増進に寄与し、もって国民の健康な生活を確保するものとする。
令和の時代が、人々の健康・安全・安心・安寧をもたらすべく、薬剤師個々が、新時代の文化の華を咲かせられるよう、(一社)奈良市薬剤師会,一丸となって頑張っていく所存です。

一般社団法人 奈良市薬剤師会
会長 七海 朗